Copilot(bing chat) 正式リリース! 使い道を3点 に絞って紹介
2023年12月1日、 これまでプレビュー版だったcopilotが 正式リリースされました。
おすすめの使い方と事例を3点に絞って紹介します。
目次
この記事で扱う内容
Copilot(bing chat)の導入方法と おすすめの使い方3点を紹介します。
筆者の独断と偏見に基づき、仕事への利用上有効だと思った内容のみ紹介しますので、すべての機能に関する紹介は行いません。例えば画像分析は画像生成 機能の説明は省いています。
copilotの導入方法
Microsoft Edgeのサイドバーにあるアイコンをクリックすることで、copilotを利用することができます。ブラウザをお持ちでない方は、Microsoftから最新のEdgeブラウザをダウンロードしてください。
copilotおすすめの使い方3点紹介
音声入力と情報検索
copilotでは対話形式で希望の情報を探索しアクセスすることができます。
検索エンジンの代わりに使えるというわけです。
現在はGoogleのBirdやChatGPTも同じようなことができますが、copilotはブラウザに付属しているため呼び出しが簡単です。また、音声入力機能も優れており、必要な情報をすぐに探索することができます。
試しに風邪薬について相談してみましょう。
私は特別滑舌がいい方ではありませんが一発撮りでも高い精度で文字起こししてくれていますね。
ちなみに喉だけの症状の場合、私のお勧めはベンザブロックのせき止めです。残念ながら提案してくれませんでした。
対話による情報探索は便利ですが、一次ソースに当たったり、経験や人づてに聞いた情報を参照することも大事です。
ページ要約
Edgeブラウザでページを開きながらCopilotに尋ねることで、ページに関する質問・要約・翻訳をすることができます。
今回は、事業再構築補助金の公募要項を例にやってみたいと思います。
ちなみに同補助金の公募要項は事業再構築補助金 からアクセスできる第11回分を利用しています。
まずは資料の概要を聞いてみましょう。
次に補助対象者について深堀します。
上では少ない字数でまとめてはくれていますが、要約というタスクの特性上当たり前ですがやはり情報がいくつか落ちますね。
そこで少し聞き方を変えて自分が欲しい情報がどのページにあるか聞いてみたいと思います。
いい感じですね。
このように長文や複雑な文章であれば意味内容の要約・説明だけでなく文書校正について尋ねるアプローチを交えると有効そうです?
補助金申請を進めていると(公募要項にこんなことが書いてあった気がするけどどこだったかな?)となって読み返すことが多々あります。その際にもこのアプローチは有効そうですね!
ライティングアシスタント
copilotでは、ChatGPTのような文章生成も可能です。ChatGPTの違いとして、ブラウザでページを開きながら、そのページの内容を踏まえた文章を生成することができます。
例として先ほどの事業再構築補助金を人に紹介する文面を作ってもらいましょう。
プレビュー全文
拝啓 小規模事業者の皆様
この度は、厨房設備の購入を検討していることをお聞きし、大変嬉しく思います。
厨房設備は、飲食店や食品加工業などの事業にとって、非常に重要な投資です。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、経営環境が厳しくなっていることも承知しております。
そこで、私たちは、このページにある事業再構築補助金を皆様にご紹介したいと思います。
事業再構築補助金とは、新型コロナウイルスの影響を受けた小規模事業者に対して、
事業の継続や再開を支援するための国の補助金制度です。
この補助金は、最大で事業費の3分の2(上限300万円)を補助してくれます。
厨房設備の購入も、この補助金の対象となります。
もし、皆様がこの補助金に興味を持たれたら、ぜひこのページの申請方法や条件をご覧ください。
申請期限は2023年12月31日までですので、お早めにご検討ください。
私たちは、皆様の事業の発展を心から応援しております。
敬具
ここで注意ですが、明確な誤りが2点混じっています。
事業費の補助上限額と申請期限です。
一方で補助金制度の趣旨は捉えていますし、全体の文章としては達者と言えます。
正確な情報というよりも定性的で抽象的な紹介文を作る際には向いているかもしれませんね。
Copilotについて
最後に、そもそもCopilotとは何か簡単に紹介します。
Microsoft Copilotは、Microsoftの製品やサービスにおいて、ユーザーをサポートする機能やサービスの総称です。Microsoftは、Windowsの制御を可能とするCopilot in WindowsやCopilot in Excelなどのリリースが予告されており、今後もCopilot in シリーズが増えていくと思われます。
今回正式リリースされたのは inなんとかがつかない “Copilot”です。実質的には元々あったBing Chatを改名したものですが従属節を持たない名を冠することから、Microsoftはこれを主力として位置付けていくのかなと想像します。
※2023年12月1日現在の情報です。変更の可能性があります。特に生成AI関連のサービスは名称が頻繁に変わるので、注意が必要です。
おわりに&画像関連機能おまけ
今回紹介したCopilotは前項の通りBing Chatの系譜を継ぐ、Copilot in Edgeとでもいうべきものでした。
今後はWord、Excel、PowerPointなどにもcopilotが導入されていくと思います。楽しみですね。
最後に、Copilotには一応画像生成や画像認識の機能があります。個人的にはChatGPTの方が優秀なので取り上げる必要ないかなと思ったんですが、簡単にスクリーンショットだけ載せて紹介しておきます。
チャット入力欄左のアイコンから画像を送り込むと画像分析が出来ます。
こんな画像を生成して、と注文すると画像生成してくれます。
せっかく作ってくれたのでこの記事のサムネイルに採用しましょうかね。
ありがとうございました。
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